スーパー空箱

ノンプログラマーの開発日誌や雑記

【感想】映画「アントマン」を観てきた

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MERVELは好きなので、毎週金曜のUnitedCinema会員1000円デーを利用して観てきました。

前情報はCMだけで、原作は読んでないしそもそもMERVELにこういうキャラがいたことも知りませんでした。

以下、感想です。ネタバレをするつもりはありませんが前情報は一切いらない、という方は見ないことをお勧めします。

あらすじ

「原子間の距離を縮める」技術を巡って、それを確立しようとしている博士ハンク・ピムとその弟子ダレン・クロスが対立し、博士が退職するところから始まります。

時が立って、泥棒の主人公スコット・ラングは刑務所から出所したが、職はなく娘の養育費も払えない状況。その時ある盗みのもうけ話が舞い込み、仲間と共に忍び込んだ家の金庫で謎のスーツとメットを見つける。

なぜか持って帰ってきてしまった奇妙なスーツを着込んでみると、そのスーツは身体をアリほどのサイズに縮小できる力があるものだった。

こうしてアントマンとなったスコットとハンクは繋がり、スーツとその技術を巡った争いに巻き込まれていく。

 

MERVELらしくないMERVEL

MERVEL作品はX-MENスパイダーマンインクレディブル・ハルク、アイアンマンを観てますが、アントマンはそれらとはちょっと毛色が違うようです。というのも、コメディ色が強いからですね。クライマックスの激しいバトルのときでも、実際にはアリサイズでの戦いということになるので、それを利用した演出で笑いと取りに来ます。

アントマンは小さくなっても実物大のパワーを持っているので、面白いのはやはりアリサイズでのアクションですね。「アリサイズの視点」と「相手の視点」を使い分けて、アリサイズ視点では巨大な世界を動きまわり、相手の視点では小人がちょろちょろ動き回っていると思ったら思い切り殴られて吹っ飛ぶ、というようなことを演出しています。

やはり「アリサイズ視点」が楽しくて、観ていて「そこからのアリサイズ視点」を期待するので、それだけでも面白いのです。

ストーリー自体は「よくあるMERVEL」という感じ(自分の利益のために大きな力を得ようとする者がいて、基本的に正義漢ぽくない主人公が危ない目に合いながら辛くも生き残る)ですが、コメディ色の強さのせいか他のMARVELと比べて壮大さもシリアスさも低めなので、個人的には「アリサイズに縮めるキャラのアリアクション、アリ視点を淡々と楽しむ」作品として観るのがいいと思います。

 

個人的にちょっと穿った視点で楽しんでいたのは、主人公とその仲間は全員犯罪者でかなりチャラいんですが、ハッキングやピッキングなど技術力がめちゃめちゃ高い部分で、「こいつらイケメンでチャラチャラしてて犯罪者のくせに技術力がくっそ高くてかっこよすぎだろ!」とか思ってましたw 邦画はあまり観ませんが、日本の映画ってこういうキャラあまりいなくないですか?

 

お茶の間で楽しめる作品

舞台が「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」から数ヶ月後の世界ということですが、ワードとしてはアベンジャーズがでてくる(それもジョークで)もののそれ以外の絡みはほぼないので、ヒーローっぽくないという意味でもMARVELではなくて「アントマン」として観れるコメディ映画だと思います。割とだれにでもお勧めしやすい作品です。